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【お知らせ】ドローンとAIを組み合わせた蚊媒介感染症のデジタル監視システム|JETROのカンボジアにおけるアジアDX促進事業に採択

「『宙(SORA)』から人の生き方に変革を」をミッションに掲げるSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下「ソラテクノロジー」)は、ドローンとAIを組み合わせた蚊媒介感染症のデジタル監視システムがJETROの「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択されたことをお知らせします。カンボジアにおけるデング熱などの蚊媒介感染症削減に向けた実証事業に取り組んでまいります。

■背景

ASEAN加盟国のカンボジアでは、マラリアやデング熱、ジカ熱といった蚊が媒介する感染症の被害が深刻で、その中でもデング熱の感染者は2022年の1年間で1万2千人を超え、対策が急がれています。カンボジアでは感染者を減らすための感染症流行予測システムや蚊の幼虫(ボウフラ)駆除剤散布などの取り組みが求められていますが、それを効率的に実施するために必要なデータ収集をはじめとしたデジタル化が十分に進んでいないのが現状です。

■ドローン×AIで蚊を駆除

ソラテクノロジーは、LSMと呼ばれるマラリア媒介蚊を幼虫(ボウフラ)段階で駆除する手法にドローンとAI(人工知能)を用いることで、従来のLSMと比べて効率よく、低コストで駆除できるシステムを提供しています。
ドローンで検知した水たまりを水温や水深、濁り度といった指標で仕分けし、ボウフラが繁殖するリスクが高いと判定した水たまりにだけ殺虫剤を散布するという独自の技術によって、人件費の大幅な削減、殺虫剤散布に対する費用対効果の改善、さらに殺虫剤による環境負荷の低減を見込んでいます。
シエラレオネやベナンといった西アフリカ地域では先行して展開しており、カンボジアでもこのシステムを応用いたします。

水たまりの水温計測とボウフラ生息状況を調査するようす

■カンボジアで期待できる効果

蚊媒介感染症の減少のほかに、狂犬病といったその他感染症対策でDXを促進するきっかけとなること、ドローンやAIを現地で活用することによるドローンやAI分野の人材育成を促しカンボジアにおけるデジタル技術の新規産業育成への貢献が期待できます。

■アジアDX促進事業について

主催:JETRO(日本貿易振興機構)
内容:ASEAN企業・機関と連携し、デジタル技術を駆使しながら、日ASEANの経済・社会課題解決を目指す取り組みを支援する
採択時期:2023年11月
リンク:日ASEANにおけるアジアDX促進事業

■ソラテクノロジーについて

ドローンとAIを組み合わせたマラリア駆除対策に取り組むことで、国連が目標とする「2030年までのマラリア撲滅」へ貢献します。さらに、新興国で培ったドローンの運用技術を先進国でリバースイノベーションすることを目指し「宙(SORA)を活用した災害・疫病に負けない持続可能な社会」を実現します。

本件に関するお問い合わせ先
SORA Technology株式会社 広報:佐藤・小島
E-mail:ichiho.sato@sora-tech.com

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