「ドローン×AIでマラリア対策」がアフリカ市場開拓支援プログラムに採択|社会課題の解決を目指しアフリカ最大級のテックイベントに出展
AIと航空宇宙技術でグローバルヘルスや気候変動課題に取り組むSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下ソラテクノロジー)は、ドローンとAIを組み合わせたマラリア対策がアフリカのヘルスケア分野の社会課題解決に貢献するとして、ジェトロ(日本貿易振興機構)が主催するアフリカ市場開拓支援プログラム「ジャパンテック・アフリカチャレンジ」に採択されました。5月にモロッコで開催されるアフリカ最大級のテック・スタートアップイベント「GITEX AFRICA 2024」に出展します。
◾️ドローンとAIを組み合わせたマラリア対策
ソラテクノロジーは、マラリアを媒介する蚊の幼虫(ボウフラ)が成虫になる前に水たまりで駆除する手法(Larval Source Management =LSM)にドローンとAIを用いています。これまでのLSMは、人海戦術で無選別に水たまりに殺虫剤を散布していましたが、ドローンとAIを駆使することによって、必要な人手と殺虫剤の散布量を減らすことができ、費用対効果が高く環境負荷が低い手法を実現しました。
固定翼型ドローンで該当エリアを撮影して水たまりを検知し、AIでボウフラの繁殖リスクが高い水たまりを抽出します。高リスクの水たまりにだけ殺虫剤を散布します。
マラリアを媒介する蚊の発生を抑制でき、その地域で暮らす人たちの感染リスクを低下させます。
◾️ジャパンテック・アフリカチャレンジとは
ジェトロが主催するプログラムです。アフリカの社会課題の解決に資する技術・製品・サービスを有する日系スタートアップを発掘し、アフリカ市場開拓を支援するために2023年11月に立ち上がりました。
ハンズオンの支援を継続的に行い、アフリカの抱える社会課題解決を目指すプログラムです。
2025年に日本で開催される「TICAD9」(Tokyo International Conference on Africa Development)に向け、日本政府の対アフリカ通商政策へ貢献すべく具体的成果事例を創出していきます。
◾️GITEX AFRICA 2024とは
画期的な世界的テクノロジーを通じてアフリカの未来を再定義することをコンセプトとし、世界中から集まる投資家、技術者、イノベーターと交流します。来場者は約3万人のアフリカ最大級のテック・スタートアップイベントです。
開催日 2024年5月29日〜31日
開催場所 モロッコ・マラケシュ
◾️ソラテクノロジーについて
「宙から人の生き方に変革を」をミッションに、マラリア対策のみならずデング熱や黄熱病など、気候変動に大きく影響される蚊媒介性疾患への事業展開を展開しています。グローバルサウスの国々での事業展開で、得たデータや技術をもとに、先進国にリバースイノベーションをもたらすことを目指します。「宙(SORA)を活用した災害・疫病に負けない持続可能な社会」を実現します。
本件に関するお問い合わせ先
SORA Technology株式会社 広報:佐藤
E-mail:ichiho.sato@sora-tech.com