【お知らせ】ソラテクノロジーCEOがコンゴ民主共和国の保健省副大臣を表敬訪問|マラリア対策実施に向けて国立生物医学研究所とMOUを締結
AIと航空宇宙技術でグローバルヘルスや気候変動課題に取り組むSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下ソラテクノロジー)は、CEOの金子が2月にコンゴ民主共和国(以下、コンゴ)の保健省副大臣を表敬訪問したことをお知らせします。
コンゴはマラリアの被害が深刻な国の一つでもあることから、ソラテクノロジーが展開しているマラリア対策事業の説明に、Serge Emmanuel Holenn副大臣は興味を示し、コンゴでの事業導入について前向きに検討することを表明しました。また、コンゴの環境に適したマラリア駆除方法の確立を目指して、収集したデータの共有などにおいて国立生物医学研究所とMOUを締結しました。
◾️コンゴ民主共和国のマラリア事情
アフリカ中央の赤道直下に位置するコンゴでは、コンゴ川の豊富な水流によって乾期でも蚊が非常に多く、全土で年間を通じてマラリア感染のリスクが高い状況です。2020年には人口の20%強にあたる約120万人が感染しています*。
*日本の外務省調べ
◾️副大臣表敬訪問
日時:2024年2月21日
場所:コンゴ民主共和国
訪問先:Minister of Public Health(保健省)
相手方出席者:Dr. Serge Emmanuel Holenn, Vice Minister of Public Health, Hygiene and Prevention
ソラテクノロジー:金子洋介CEO、Mary Yeboah Asantewaaアフリカビジネス開発担当
◾️国立生物医学研究所とMOU締結
ソラテクノロジーは、表敬訪問とは別にコンゴの国立生物医学研究所(INRB=Institut National for Research and Biomedical)とマラリア対策の実施に向けた覚書(MOU=Memorandum of Understanding)を締結しました。MOUでは、国立生物医学研究所と共同プロジェクトを立ち上げることや、コンゴの環境に適した駆除方法を確立するために収集したデータを共有することなどを盛り込んでいます。コンゴにローカライズした駆除方法によって、より効率的で効果的な駆除につなげることを目指します。
◾️社会実装を目指すマラリア対策事業
ソラテクノロジーは、マラリアを媒介する蚊の幼虫(ボウフラ)が成虫になる前に水たまりで駆除する手法(Larval Source Management =LSM)にドローンとAIを用いています。これまでLSMは、人海戦術で無選別に水たまりに殺虫剤を散布していましたが、ドローンとAIを駆使することで人的コストの削減と環境負荷の低減を実現しました。
固定翼型ドローンで広いエリアを撮影して水たまりを検知し、AIでボウフラ繁殖リスクが高い水たまりを抽出します。高リスクの水たまりにだけ殺虫剤を散布します。この技術によって、マラリアの感染リスクを減らすことができ、その地域で暮らす方々の生活水準の向上に寄与します。
SDGsの目標の一つである「すべての人に健康と福祉を」の実現に貢献して参ります。
■ソラテクノロジーについて
ドローンとAIを組み合わせたマラリア駆除対策に取り組むことで、国連が目標とする「2030年までのマラリア根絶」へ貢献します。さらに新興国で培ったドローンの運用技術を先進国でリバースイノベーションすることを目指し「宙(SORA)を活用した災害・疫病に負けない持続可能な社会」を実現します。
本件に関するお問い合わせ先
SORA Technology株式会社 広報:佐藤
E-mail:ichiho.sato@sora-tech.com