【お知らせ】ガーナ大学とドローンやAI開発のインターンに関する覚書を締結|ドローンの製造及びデータ収集領域で協力関係を構築
「『宙(SORA)』から人の生き方に変革を」をミッションに掲げるSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下ソラテクノロジー)は2023年12月、ガーナ大学基礎応用科学部(本部:ガーナ共和国)とドローンやAI開発のインターンに関するパートナーシップ覚書(Memorandum of Understanding=MOU)を締結しました。ガーナにおけるドローンの製造やボウフラが生息する水溜まりのデータ収集などの領域において双方が協力し、ガーナのマラリア撲滅に向けて取り組んでまいります。
ガーナでは蚊が媒介する感染症であるマラリアの被害が深刻で、従来の駆除方法に加えて新しいソリューションが求められています。そのことを背景に、ガーナ大は、ソラテクノロジーが提供するドローンとAI(人工知能)を組み合わせた画期的なマラリア駆除方法に期待を寄せ、今回のMOU締結に至りました。
ソラテクノロジー副社長の梅田昌季とガーナ大学の副学長代理Prof. Daniel Frimpong Ofori(ダニエル・フリンポン・オフォリ教授)が協定書に署名しました。
ソラテクノロジーは、LSMと呼ばれるマラリア媒介蚊を幼虫(ボウフラ)段階で駆除する手法をドローンとAIを用いることで、従来のLSMと比べて効率よく、低コストで環境負荷も少なく実行できるサービスを提供しています。
■MOUについて
▽締結主体
ソラテクノロジーとガーナ大学基礎応用科学部(The College of Basic and Applied Sciences=CBAS)
▽締結日
2023年12月7日
▽概要
・ドローン技術分野で必要なスキルを学生に習得させるための包括的なトレーニングプログラムの開発
・環境データ収集のためのドローンシステムの設計、配備、保守に関連する技術的専門知識の交換
・データ収集及び分析能力の向上に特に重点を置いた媒介蚊対策のためのドローン技術の進歩を目指す研究開発プロジェクトへの協力
・CBASの学生を対象とした実践的なインターンシップの実施
■ガーナ大学について
本部:ガーナ共和国グレーター・アクラ州レゴン
1948年に創立されたガーナで最古かつ最大の大学で、学生数はおよそ42,000人。1979年に日本の援助によって、ガーナ大学医学部附属野口記念医学研究所が設立された。
■ドローン×AIで蚊を駆除
ソラテクノロジーは、LSMと呼ばれるマラリア媒介蚊を幼虫(ボウフラ)段階で駆除する手法にドローンとAI(人工知能)を用いることで、従来のLSMと比べて効率よく、低コストで環境負荷も少なく実行できるサービスを提供しています。
ドローンで検知した水たまりを水温や水深、濁り度といった指標で仕分けし、ボウフラが繁殖するリスクが高いと判定した水たまりにだけ殺虫剤を散布するという独自の技術によって、人件費の大幅な削減、殺虫剤散布に対する費用対効果の改善、さらに殺虫剤による環境負荷の低減を見込んでいます。
シエラレオネやベナンといった西アフリカ地域で先行して展開しています。
■ソラテクノロジーについて
ドローンとAIを組み合わせたマラリア駆除対策に取り組むことで、国連が目標とする「2030年までのマラリア撲滅」へ貢献します。さらに、新興国で培ったドローンの運用技術を先進国でリバースイノベーションすることを目指し「宙(SORA)を活用した災害・疫病に負けない持続可能な社会」を実現します。
本件に関するお問い合わせ先
SORA Technology株式会社 広報:佐藤・小島
E-mail:ichiho.sato@sora-tech.com
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※写真は全てガーナ大学のリリースから引用