プレシリーズAラウンドのファーストクローズを完了
累計調達額6.7億円、ドローン×AIの感染症対策の国際展開を加速
AIと航空宇宙技術でグローバルヘルスと気候変動課題に取り組むSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下ソラテクノロジー)は、2025年3月にプレシリーズAラウンドのファーストクローズを完了したことをお知らせいたします。本ラウンドでは、ニッセイ・キャピタル14号投資事業有限責任組合、ニッセイ・キャピタルサステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル8号投資事業有限責任組合、DRONE FUND 3号投資事業有限責任組合、Central Japan Seed Fund投資事業有限責任組合、およびRheosCP1号投資事業有限責任組合を引受先としています。
今回のファーストクローズをもって、当社の累計資金調達額はデットファイナンス(融資等)を含めて約6.7億円となりました。日本の地方で研究開発・実証した技術を活用し、地球規模の社会課題の解決することで、新たな基幹産業の創出を目指します。
資金調達の背景
世界ではマラリアをはじめとする感染症が依然として深刻な社会課題となっており、特にマラリアはアフリカを中心に年間2億人以上が感染し、約60万人が命を落としています。ソラテクノロジーは、ドローンとAIを活用したマラリア対策や感染症予測システムの開発を通じて、公衆衛生の向上に取り組んでいます。
感染症対策事業においては、ガーナ・シエラレオネ・ベナン・DRC・セネガル・ケニアのアフリカ6カ国にて国際機関や現地政府機関、大学・研究機関等と連携し、現地での事業を通じて社会的なインパクトを残してきました。
感染症対策事業以外でも、気候変動対策として農業分野におけるカーボンクレジットの創出事業を日本・及びアフリカで実施して参りました。
今後はこうした実績をもとに技術の高度化と運用体制の強化を進め、より多くの地域で取り組みを展開・地球規模の課題解決を目指します。
資金調達の概要
調達時期:2025年3月
ラウンド:プレシリーズA(ファーストクローズ)
引受先:
ニッセイ・キャピタル14号投資事業有限責任組合
ニッセイ・キャピタルサステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合
SMBCベンチャーキャピタル8号投資事業有限責任組合
DRONE FUND 3号投資事業有限責任組合
Central Japan Seed Fund投資事業有限責任組合
RheosCP1号投資事業有限責任組合
累計調達額:約6.7億円(デットファイナンス含む)
資金使途
調達した資金は、以下の目的に活用する予定です。
・感染症予測に特化したAIアルゴリズムの高度化
・アフリカ諸国を中心とした現地事業の拡大
・国際機関や政府との連携推進に向けた体制整備
・ドローンおよび現地運用体制の強化
投資家からのコメント
ニッセイ・キャピタル14号投資事業有限責任組合 伊藤 佑将氏
ニッセイ・キャピタルサステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合 寺尾 和隆氏
この度、ソラテクノロジー社への出資機会をいただき、大変光栄に思っております。世界では依然としてマラリアをはじめとした感染症が大きな社会課題となっています。その中で、ソラテクノロジー社は、ドローン×AIという先進技術を用いた効率的かつインパクトのあるアプローチでグローバルヘルスに挑んでいます。金子さんをはじめとしたチームの方々が、アフリカの現地に深く入り込み、地道なデータ収集や行政・大学・国際機関との連携を積み重ねながら社会実装に向けて前進されている姿に、強い信頼と尊敬の念を抱いております。ソラテクノロジー社が、今後の国際的な感染症対策における重要な存在になるよう、強力に支援して参ります。
SMBCベンチャーキャピタル8号投資事業有限責任組合 池田 一生氏
グローバルサウスにおける感染症対策ソリューションという大きな課題に取り組むソラテクノロジー様のチャレンジに共感して今回ラウンドで投資させていただく機会を頂戴しました。難易度の高い事業ですが、「ドローンのオペレーション×水環境のセンシング×アフリカ現地やGlobal Fundなどと人的ネットワーク構築」という稀有な経営資源を蓄積していることが金子社長や外部有識者へのインタビューから確認でき、グローバルヘルスの課題解決におけるリーディングカンパニーとなることを期待しております。我が社としても引き続き全力でご支援させていただければと思います。
DRONE FUND 3号投資事業有限責任組合 大前 創希氏
当社は初回出資以来、ソラテクノロジーの挑戦を支援し、その成長を見守ってきました。今回の追加出資は、彼らがドローンとAIを活用したマラリア対策「SORA Malaria Control」をさらに進化させ、アフリカの公衆衛生課題に対しより大きなインパクトを生み出すことへの期待の表れです。現地に深く根ざし、技術を社会実装へと結びつけるソラテクノロジーの姿勢を改めて評価するとともに、ドローン・エアモビリティ前提社会の実現に向けた重要な一歩として、今後のさらなる発展を支えてまいります。共に、持続可能な医療インフラの構築と、多くの命を救う未来を創り上げていきます。
Central Japan Seed Fund投資事業有限責任組合 藤田 豪氏
初回出資からこれまで、金子さん・梅田さんが率いるチームのひたむきな取り組みと、現地での着実な前進を間近で見てきました。マラリアという世界的な感染症課題に対し、ドローンとAIを活用したボウフラ駆除という革新的な手法を実行に移し、困難な環境下でも一歩一歩着実に成果を積み重ねてきた点に深く共感しています。アフリカ現地で国際的な組織を築きながら事業をスケールさせていくその姿は、日本発のスタートアップがグローバルで社会課題を解決するモデルケースとなるものです。今回の追加出資を通じて、今後のさらなる飛躍を力強く後押ししていきたいと考えています。
RheosCP1号投資事業有限責任組合 戸田 東宗氏
ソラテクノロジー株式会社および金子代表は、社名にもある「宙(SORA)」を活かし、「世界のどこでも安全で豊かな社会」の実現を目指しており、まずは新興国での喫緊の課題の解決に向き合う姿勢に共感し前回ラウンドで出資をさせて頂きました。そこから約 2 年で、アフリカの各国で国際機関、現地政府機関、研究機関などとの関係を構築し事業実績を上げられました。その実行力とパッションを改めて評価し追加出資させて頂きました。グローバルヘルス分野のプレイヤーの創出および将来的に先進国へエアモビリティ活用促進のリバースイノベーションによる生産効率性向上への貢献を期待しており、引き続き最大限のご支援をさせて頂きたいと思います。
ソラテクノロジーFounder兼CEOコメント 金子洋介
このたびの資金調達により、私たちの目指すビジョンと社会的使命にご共感いただけたことを、大変嬉しく、また心強く感じています。ご支援くださった投資家の皆さまに、心より感謝申し上げます。ソラテクノロジーは、ドローンとAIの力で「感染症による命の損失ゼロ」を目指し、主にアフリカ地域における医療インフラの課題解決に取り組んできました。今回の資金は、プロダクト開発の加速、現地オペレーションの強化、そして新たな人材の採用などに活用し、より多くの地域でインパクトを生み出す基盤を構築してまいります。私たちはこれからも、現地の課題に真摯に向き合いながら、テクノロジーを通じて命を守る社会インフラを創出し、誰もが健康に暮らせる未来の実現に貢献してまいります。
会社概要
会社名:SORA Technology株式会社
所在地:愛知県名古屋市西区那古野2-14-1 なごのキャンパス
代表者:金子洋介(Founder兼CEO)
事業内容:ドローンおよびAIを活用した感染症対策、農業支援、災害対応技術の開発・提供
設立:2020年6月
ウェブサイト:https://sora-technology.com/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/sora-technology/
Facebook:https://www.facebook.com/sora.technology/