【お知らせ】ドローン×AIでマラリア対策が国内最大級の支援プロジェクトに採択|名古屋市スタートアップ支援室が推薦
AIと航空宇宙技術でグローバルヘルスや気候変動課題に取り組むSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下ソラテクノロジー)は、アフリカなどで展開しているドローンとAIを組み合わせたマラリア対策事業が、一般財団法人UPDATE EARTH(東京都千代田区、代表理事・理事長:福田正)開催のビジネスコンテスト「NIPPON INNOVATION TRYOUT」(ニッポンイノベーショントライアウト)に採択されたことをお知らせいたします。
昨年開催されたピッチイベント「GLOW Pitch」(主催・名古屋市)で優秀賞を受賞したことで、名古屋市経済局スタートアップ支援室から推薦をいただき、NIPPON INNOVATION TRYOUT応募して、採択に至りました。
■ドローン×AIでマラリア媒介蚊を駆除
ソラテクノロジーは、マラリア媒介蚊を幼虫(ボウフラ)段階で駆除するLSMと呼ばれる手法にドローンとAI(人工知能)を用いたサービスを提供しています。従来のLSMと比べて低コストかつ環境負荷も少ない革新的な技術です。
ドローンで検知した水たまりの画像をAIでスクリーニングし、マラリア媒介蚊のボウフラが発生するリスクの高い低いを判定します。判定材料に用いるのは、水たまりの水深、水温、濁り具合などの指標です。これまでのLSMはすべての水たまりに殺虫剤を散布していましたが、新たなLSMはAIが高リスクと判定した水たまりにだけ散布するため、少ない人数で短時間で実行でき、かつ殺虫剤の散布量が減るため環境負荷の低減が期待できます。
◾️「NIPPON INNOVATION TRYOUT」に採択と表彰
【UPDATE EARTH 2024内】
開催日時:2024年3月2日(土)
開催場所:日本トーターグリーンドーム前橋(群馬県前橋市)
応募総数:約2万件(NIPPON INNOVATION AWARD及びNIPPON INNOVATION TRYOUT合わせて)
採択者数:6社
今回が初開催となる国内最大級のイノベーションプロジェクト「UPDATE EARTH2024」内で、採択者の発表と表彰が行われました。
採択された特典として、最大3000万円の開発支援金のサポートのほか、50社以上のUPDATE EARTHメンバーシップ企業(大企業・VC等)との優先出資交渉権の獲得、専門家からの助言などの成長支援が実施される予定です。
NIPPON INNOVATION TRYOUTの概要はこちら
■「UPDATE EARTHコンペティション」概要
UPDATE EARTHコンペティションは、起業家の育成、発掘、成長支援を一気通貫で行う国内最大級のイノベーションプロジェクト「UPDATE EARTH」の一環として開催されました。
ビジネスアイデアを対象とした「NIPPON INNOVATION AWARD」(ニッポンイノベーションアワード)と、海外展開をめざす事業計画を対象とした「NIPPON INNOVATION TRYOUT」(ニッポンイノベーショントライアウト)の2分野で応募を受け付けました。
ビジネスアイデアや事業計画はそれぞれまだ誰も成し遂げたことがない破天荒解な革新性に加え、実現可能性、成長性などの観点から審査が行われました。
◾️名古屋市経済局スタートアップ支援室からのコメント
UPDATE EARTH 2024 “NIPPON INNOVATION TRYOUT”へのご採択、おめでとうございます。名古屋市が主催するピッチイベント”GLOW Pitch”の優秀賞として、今回SORA Technology株式会社様を推薦させていただき、このように栄えある6社の中に選ばれましたこと、非常に嬉しく思います。今後とも、名古屋市のスタートアップ支援施策や、TRYOUT採択にかかる支援を存分にご活用され、さらなる事業展開に繋がることを願っております。
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■ソラテクノロジーについて
国連が目標とする「2030年までのマラリア根絶」を目指してアフリカ各国でドローンとAIを組み合わせたマラリア駆除事業を展開しています。また、新興国で培ったドローン運用技術を、先進国でのリバースイノベーションに活かすことを目指し「宙(SORA)を活用した災害・疫病に負けない持続可能な社会」を実現します。
本件に関するお問い合わせ先
SORA Technology株式会社 広報:佐藤
E-mail:ichiho.sato@sora-tech.com