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お知らせ

プレシリーズAラウンドの資金調達を完了

 本ラウンドエクイティ約4億円、衛星・ドローン×AIの感染症対策を加速


AIと航空宇宙技術でグローバルヘルスと気候変動課題に取り組むSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下ソラテクノロジー)は、2025年11月にプレシリーズAラウンドの資金調達を完了したことをお知らせいたします。本ラウンドでは、既存株主に加え大和ハウスグループ投資事業有限責任組合、東海研究開発1号投資事業有限責任組合、UNERI1号投資事業有限責任組合の三社を引受先としています。
今回の資金調達にて本ラウンドのエクイティ調達の合計は約4億円となりました。日本の地方で研究開発・実証した技術を活用し、地球規模の社会課題を解決することで、新たな基幹産業の創出を目指します。

資金調達の背景

世界では、マラリアをはじめとする感染症が依然として深刻な社会課題となっており、特にマラリアはアフリカを中心に年間2億人以上が感染し、約60万人が命を落としています。ソラテクノロジーは、衛星・ドローン・AIを活用したマラリア対策や感染症予測・環境分析システムの開発を通じて、公衆衛生の向上に取り組んできました。
感染症対策事業においては、ガーナ、シエラレオネ、ベナン、DRC、セネガル、ケニア、モザンビークをはじめとするアフリカ10か国以上で、国際機関、現地政府機関、大学・研究機関等と連携し、公共セクターを中心に現地実装を進めてきました。特にモザンビークでは、UnitaidおよびWHOと連携した事業が新たに開始しており、国際的な枠組みの中で持続的な感染症対策の展開を進めています。
弊社の技術は、公衆衛生分野にとどまらず、鉱山などの民間企業向けの環境・オペレーションモニタリングや、農業分野における生産性向上および環境負荷低減にも展開しています。鉱山分野では、衛星データを活用した広域・継続的な地表変化や環境リスクの把握を通じて、ESG対応やリスク管理への活用が進んでいます。
また農業分野では、散布ドローンやデータ分析を活用した効率的な農業運営に加え、気候変動対策としてのカーボンクレジット創出事業を日本およびアフリカで実施してきました。これらの取り組みを支える基盤技術として、衛星データ解析および関連技術への継続的な投資を行い、ドローンと衛星を組み合わせた広域・高頻度なモニタリング体制の高度化を進めています。
今後は、これまでの公共・民間両セクターでの実績と技術投資を基盤に、運用体制のさらなる強化と事業領域の拡張を進め、感染症対策、環境モニタリング、農業・資源分野における持続可能な社会インフラとして、より多くの地域で地球規模の課題解決に貢献していきます。

資金調達の概要

調達時期:2025年11月
ラウンド:プレシリーズA(セカンドクローズ)
引受先:
大和ハウスグループ投資事業有限責任組合
東海研究開発1号投資事業有限責任組合
UNERI1号投資事業有限責任組合

資金使途

調達した資金は、以下の目的に活用する予定です。
・感染症予測に特化したAIアルゴリズムの高度化
・アフリカ諸国を中心とした現地事業の拡大
・国際機関や政府との連携推進に向けた体制整備
・ドローンおよび現地運用体制の強化

投資家からのコメント

大和ハウスグループ投資事業有限責任組合
大和ハウスベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 鈴木 哲雄 氏
SORA Technologyは「宙(SORA)」を活かし、「世界のどこでも安全で豊かな社会」の実現を目指しており、開発途上国で感染症対策における課題解決に取り組んでいます。主にアフリカにおいて、ドローンとAIを活用したマラリア対策や感染症予測システムを展開し、公衆衛生の向上にも貢献しています。
大和ハウスグループは、本出資を通じてSORA Technologyと共に、公衆衛生の改善を図る排水インフラの整備等、開発途上国における人々の健康な暮らしへの貢献を進めていきます。 

東海研究開発1号投資事業有限責任組合
株式会社Central Japan Innovation Capital 代表取締役 武田 一哉 氏
SORA Technology社は、ディープテックを『社会実装』する力において、類を見ないスタートアップです。特に、新興国というハードな環境下でオペレーションを確立し、ドローンとデータ活用を社会インフラとして定着させている点は、驚異的な強みであると確信しています。
CJICが持つグローバルなネットワークと、彼らの技術力が掛け合わさることで、アフリカやアジアでの展開が加速することを確信しています。次世代のユニコーンとして世界へ羽ばたくパートナーとして、共に歩めることを楽しみにしています。

UNERI1号投資事業有限責任組合
株式会社UENRI代表取締役CEO・UENRI Capital代表パートナー
河合将樹 氏
この度、生物多様性と気候変動への影響を考慮しつつ、ドローンとAIを用いてマラリア対策事業をアフリカ・アジア諸国で行うSORA Technology社の一員になれたことを心より嬉しく思います。
エビデンスを基に効果的な寄付を探求する「効果的利他主義」の観点で、最も合理的なものに「マラリア対策による幼児死亡率の減少」があります。SORA Technologyは、上記の課題を機会と捉え、Born Globalなスタートアップとしてスケールを目指す事業を構築している「世界の中で稀有」な会社です。日本発スタートアップの模範となることを期待し、UNERIもその成長に貢献できるよう尽力してまいります。

ソラテクノロジーFounder兼CEOコメント

金子洋介
このたびの資金調達により、私たちの目指すビジョンと社会的使命にご共感いただけたことを、大変嬉しく、また心強く感じています。ご支援くださった投資家の皆さまに、心より感謝申し上げます。ソラテクノロジーは、ドローンとAIの力で「感染症による命の損失ゼロ」を目指し、主にアフリカ地域における医療インフラの課題解決に取り組んできました。今回の資金は、プロダクト開発の加速、現地オペレーションの強化、そして新たな人材の採用などに活用し、より多くの地域でインパクトを生み出す基盤を構築してまいります。私たちはこれからも、現地の課題に真摯に向き合いながら、テクノロジーを通じて命を守る社会インフラを創出し、誰もが健康に暮らせる未来の実現に貢献してまいります。


会社概要

会社名:SORA Technology株式会社
本社所在地:愛知県名古屋市西区那古野2-14-1 なごのキャンパス

代表者:金子洋介(Founder兼CEO)
事業内容:ドローンおよびAIを活用した感染症対策、農
業支援、気候変動適応支援技術の開発・提供
設立:2020年
SORA Technology株式会社は、「宙(SORA)」から人の生き方に変革を」をミッションに掲げ、ドローンやAI技術を活用し、「世界のどこでも安全で豊かな社会」を実現します。アフリカを中心とするグローバルサウス諸国に、感染症対策や農業生産性向上、気候変動への適応対策支援などの多様なサービスを提供しています。
ウェブサイト:https://sora-technology.com/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/sora-technology/
Facebook:https://www.facebook.com/sora.technology/

お問い合わせ先

SORA Technology株式会社
広報:川島 加奈惠
メール:kanae.kawashima@sora-tech.com

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