AI駆動型感染症アウトブレーク予測システムが経産省の「グローバルサウス補助金」に採択
アフリカ諸国で調査事業、医薬品配置の最適化に貢献を目指す
AIと航空宇宙技術でグローバルヘルスや気候変動課題に取り組むSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下ソラテクノロジー)は、アフリカ諸国で導入を目指す、ドローンや衛星画像、洪水モデル等を組み合わせた、AI駆動型の感染症アウトブレーク予測システムにかかる事業が、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたことをお知らせいたします。
ソラテクノロジーは、ケニア共和国・ガーナ共和国・モザンビーク共和国の3カ国での導入を目指して現地での調査事業を実施いたします。感染症予測システムを確立させることで、感染症がアウトブレイクする兆候をいち早く掴み、リスクのある国や地域に医療資源などの配置を最適化することに貢献してまいります。
AIを活用した感染症拡大予測システム
ソラテクノロジー独自のドローンによる高解像度の空撮画像データに加えて、衛星画像データや気象データ、洪水シミュレーションの結果などを統合し、AIで分析することで感染量リスクの高い地域を特定し、アウトブレイクへの備えを強化します。
特に洪水等の激甚災害に由来する感染症(マラリア、デング熱、コレラ等)を直近の主対象と捉えています。洪水発生後に水系感染症のアウトブレイクなど複合的な災害を想定し、洪水対策と感染症対策との連携等が現状どのように取られているのかを把握するとともに、気候変動に伴う感染症リスク評価にも繋げ、訴求点の解像度を高めます。
グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金とは
経済産業省が主催し、グローバルサウス諸国が抱える課題の解決を目指す日系企業の海外展開に向けたFS事業及び小規模実証事業の実施に必要な費用の一部補助するプログラムです。
グローバルサウス地域の市場の成長力を活かし、日本国内のイノベーション創出等により国内産業活性化を目指すと共に、グローバルサウス諸国と経済連携を強化することを目指しています。
リンク:二次公募の採択結果について
ソラテクノロジーについて
ドローンとAI技術を活用し、気候変動や健康リスクといったグローバルな課題に取り組み、次のような領域でソリューションを提供しています。
1.感染症対策
SORA Technologyは、マラリアやコレラといった感染症の拡大を防ぐための予測システムや防除支援システムを開発しています。AIを活用し、気候データや感染パターンを分析することで、地域や時期ごとの感染リスクを予測し、迅速な対策を可能にします。
2.農業分野での温室効果ガス削減
特にメタンガスの削減に注力し、農業活動から発生する温室効果ガスを監視・削減する技術を提供しています。ドローンを使ったデータ収集とAI解析により、効率的かつ持続可能な農業を支援しています。
3.災害対応と気候変動への適応
気候変動によって増加する自然災害(洪水や干ばつなど)への対応策をサポートし、地域社会が災害や疫病に強くなるためのソリューションを提供しています。
これらの取り組みを通じ、SORA Technologyは「災害や疫病に強い持続可能な社会」の実現を目指し、グローバルな健康と気候変動の課題解決に貢献しています。
ウェブサイト:https://sora-technology.com/
本件に関するお問い合わせ先
SORA Technology株式会社 広報:佐藤
E-mail:ichiho.sato@sora-tech.com