カタール財団主催のグローバルヘルス領域ピッチのファイナリストに選出|ドローンとAIで感染症予測の取り組みが評価
AIと航空宇宙技術でグローバルヘルスや気候変動課題に取り組むSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下ソラテクノロジー)は、カタール財団が主催するグローバルヘルス領域の国際的なピッチイベント「WISH Innovation Showcases」のファイナリストに選出されたことをお知らせいたします。
ソラテクノロジーが進めるドローンとAIを駆使してコレラやデング熱といった感染症の爆発的流行を予測する取り組みが評価され、2024年11月にカタールで開催されたWISHの総会でピッチを行いました。
WISHでのファイナリスト選出を機に、中東でのプレゼンスを高めてグローバルヘルス領域の世界的な企業や組織と連携を模索してまいります。
◾WISH Innovation Showcaseとは
カタール財団が2012年に設立したグローバルな医療課題の解決に向けたイノベーションを促進するため組織「WISH(World Innovation Summit for Health)」における、スタートアップ向けの国際的なプラットフォーム。ヘルスケア分野で革新的なソリューションを開発しているスタートアップや企業が、自身のアイデアや技術を世界中のステークホルダーに披露する場となっています。
Innovation Showcase 2024概要
開催日時:2024年11月13日、14日
開催場所:カタール
WISH:https://wish.org.qa/
WISH Innovation Showcase:https://wish.org.qa/innovation-competition-2024/
◾️ドローン×AIでマラリア対策及び感染症の流行予測
ソラテクノロジーは、ドローンとAIを組み合わせたマラリア対策と感染症の流行予測のシステムを提案しました。
ソラテクノロジーが設計した固定翼型ドローンと独自の画像解析技術を用いて、ドローンが撮影した水たまりといった水域の画像からマラリア媒介蚊の幼虫が生息リスクを判定します。生息リスクが高いと判断した水域にだけ殺虫剤を散布することで、駆除作業の効率化と殺虫剤散布量の減少による環境負荷の低減を実現しました。
さらに水域の画像分析能力を応用することで、近い将来の感染症の発生リスクも予測できるようにします。こうしたことによって、感染症が流行すると判断されたエリアやコミュニティには、流行に先んじてワクチンを配備しておくといった、政府や各種団体が先手先手の対策を取れるように必要な情報を提供いたします。
◾️ソラテクノロジーについて
「宙(SORA)」から人の生き方に変革を」をミッションに掲げ、ドローンなどのエアモビリティによって「世界のどこでも安全で豊かな社会」を実現します。ドローンとAIを用いて世界三大感染症の一つのマラリア対策をメイン事業としているスタートアップです。