画像電子学会にて、マラリア対策の研究成果を報告
2022年11月21日、画像電子学会による「2022年画像関連学会連合会 第8回合同秋季大会」が開催され、SORA Technologyからエンジニアの金周会が参加しました。学会にて金は、「シエラレオネ共和国におけるUAV空撮によるマラリア対策の研究」と題した報告を行い、ボウフラ(蚊の幼虫)が生息する水域の管理(LSM:Larval Source Management)が屋外のマラリア対策において有効であることを説明しました。
また、LSMの実施コストを削減するためには無人航空機(UAV:Unmanned Air Vehicle)の活用が重要であり、「実用的なLSMシステムとしてどのようなタイプのUAVが適切なのか」という議論がいまだ不十分であることを指摘しました。
その上で金は、「先行研究において用いられることの多いマルチコプター(回転翼機)に比べ、固定翼機の飛行効率が良い(機体のバッテリー容量に対して撮影できる範囲が広い)」ことを挙げ、マルチコプターよりも高速・高高度飛行となる固定翼UAVを用いた空撮画像がシエラレオネにおけるマラリア対策に利用可能であることを示しました。
【SORA Technology株式会社について】
SORA Technologyは、「『宙(SORA)』から人の生き方に変革を」をミッションに、ドローンを中心とするエアモビリティを駆使した、新しい社会インフラを創出します。
地球視野で、途上国における先行的な社会実装を目指し、マラリアなどの感染症やラストマイル配送等、喫緊の社会課題の解決に貢献しながら、法整備やドローン運行管理システム(UTM)、ドローンライセンス等の導入支援も含めた、ワンパッケージとしての事業を行います。
また、途上国で培った運用・技術をもとに、先進国へのリバースイノベーションも目指し、「宙(SORA)を活用した災害・疫病に負けない持続可能な社会」「世界の宙(SORA)の安全な管理・統合」を実現していきます。