ナイジェリア・クロスリバー州政府と精密農業推進に向けた包括的MoUを締結
― 主要作物の生産性向上と農業DX推進へ貢献―
AIと航空宇宙技術でグローバルヘルスと気候変動課題に取り組むSORA Technology株式会社は、ナイジェリア連邦共和国・クロスリバー州政府と、同州におけるスマート農業および灌漑/環境モニタリングの高度化に関する包括的パートナーシップの覚書(Memorandum of Understanding:MoU)を、モロッコ・ラバトで開催されたAfrica Investment Forumにて締結しました。
背景と目的
クロスリバー州では、トウモロコシ、米、大豆、キャッサバ、ソルガム、カカオ、コーヒーなど主要な主要食糧作物の生産性向上が喫緊の課題となっています。また、気候変動による異常気象、土壌劣化、収穫後の損失など、農業を取り巻く多くの課題が繰り返し発生しています。こうした状況を踏まえ、州政府は「食料安全保障の強化」および「農村の生計改善」を目指す農業・灌漑戦略の推進を進めています。
一方、ソラテクノロジーはドローン、AI、リモートセンシング技術により、「精密農業」「環境モニタリング」「効率的な資源管理」「気候変動に強い持続可能な農業システムの構築」へのサービス展開を進めています。両者は、こうした技術と州の政策目標の親和性に着目し、今回のMoU締結に至りました。
MoUの主な内容及び協力内容
▼ドローンを用いた環境データの収集および解析を通じた、作物の健康状態、土壌状況、水ストレス、水分状態、病害虫の発生リスクなどの評価
▼対象作物:トウモロコシ、米、大豆、キャッサバ、ソルガム、カカオ、コーヒーなど同州の主要食料・産業作物
▼州内における技術導入に適した場所の特定と協力体制の構築
▼農薬散布や施肥、播種など多様なドローン散布技術の導入検討
▼長期的なパートナーシップの確立による、農業のデジタル化・強靭化・持続可能性の推進

ジョンソン・エボクポ・ジュニア クロスリバー州政府農業・灌漑開発大臣(左)及びCEO金子
会社概要
会社名:SORA Technology株式会社
本社所在地:愛知県名古屋市西区那古野2-14-1 なごのキャンパス
代表者:金子洋介(Founder兼CEO)
事業内容:ドローンおよびAIを活用した感染症対策、農業支援、気候変動適応支援技術の開発・提供
設立:2020年
SORA Technology株式会社は、「宙(SORA)」から人の生き方に変革を」をミッションに掲げ、ドローンやAI技術を活用し、「世界のどこでも安全で豊かな社会」を実現します。アフリカを中心とするグローバルサウス諸国に、感染症対策や農業生産性向上、気候変動への適応対策支援などの多様なサービスを提供しています。
ウェブサイト:https://sora-technology.com/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/sora-technology/
Facebook:https://www.facebook.com/sora.technology/